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ライオンズが雌伏5年〝夢の初優勝〟の「バレーボール大会」


〝梅雨間近〟なのに抜けるような好天の6月7日、幕西地区伝統の幕張西小地区スポーツ振興会(溝端恒雄会長)主催、「第44回自治会親善家族バレーボール大会」に6チームが参加して、幕張西中学校体育館で開かれました。予選リーグ、決勝トーナメントを勝ち抜いた優勝の栄誉は、〝今年こそ〟の意気に燃えたライオンズ自治会に輝きました。

体育館内は、集合時間前から若手選手中心チームが熱心に練習。ベテランプレーヤーが多いチームは「余裕ょ」か「疲れちゃうから」でしょうか、ゆっくり登場のようです。

「予選リーグ」の組み分けが終わり、開会式が始まりました。開会の挨拶に立った溝端会長は「良い天気に恵まれました。44回を数えるこの大会は、幕張西地区のスポーツの象徴でもあります。日頃の練習の成果を大いに見せてください」と選手を激励しました。

「予選リーグ30分、2セット先取、時間切れは得失点差。1チーム男性は3人まで」等、試合方式が説明され、全員で準備体操の後、デモンストレーションとしてソフトバレーボールの紹介がありました。アタック自由のハードなプレーには、初めて観る人は「オーッ」の声連発でした。

9時5分、A、Bコートに分かれ「予選リーグ」開始です。各3チームで総当たり形式の激戦の結果は、残念ながら「コロンブス」「日神パレステージ」が予選敗退となりました。コロンブスのソフトボールの名選手・宮本さん、幕西地区・少年サッカーの責任者・小坂元さん、大いに奮闘されましたが、また来年を期してください。「若い選手が増えたね、良かったね」の好々爺のような溝端会長の〝独り言〟をシッカリ聞けました。

A、Bコートの上位2チームによる「決勝トーナメント」は10時35分から「県西 VS インター」「ライオンズ VS サンハイツ」と両試合とも古豪対気鋭の戦いです。体育館内は響き渡る〝ナイス〟〝ソ~レ〟〝ラストょ〟〝ドンマイ〟〝いってやれ〟〝???〟(聞き取り不能)等々の大声で、割れんばかりです。古豪も気鋭も〝絶対負けない〟の意地のぶつかり合いの結果は、両試合とも「時間切れ・得失点差勝負」となり、決勝戦進出はこれまた新進気鋭の「ライオンズ」と名うての強豪「県西」となりました。

11時30分過ぎからの決勝戦は制限時間50分、なるほど1球を大事にするラリーがなかなか終わりません。練習量豊富な「ライオンズ」が1セット目先取、「県西」はここまでと誰もが思いましたが、2セット目は驚異的な粘りでジュースに持ち込みました。「あと1点」は「ライオンズ」に味方し、ストレート勝ちで「ライオンズ」に勝利の女神が微笑みました。

12時30分から表彰式兼閉会式が行われ、創部5年の夢を実らせ初優勝の「ライオンズ」、2位の「県西」に賞品が渡され、3位「インター」「サンハイツ」の商品は中身が異なるようでジャンケンで決めます。―。このあたりが家族親善大会の素敵なところです。

溝端会長から「ハラハラする熱戦をたくさん見せて頂きました。次回も多くの参加を望んでいます」と感謝の〝講評〟を受け解散です。「スポ振・顧問、M@WS・理事長」で優勝チームの「ライオンズ」を育てるのに尽力された結城さんの嬉しそうな笑顔が印象的でした。それぞれのチームがいろんな想いを持ちながら記念撮影をした後、「ライオンズ」のプレーヤーでもあるスポ振の蓑和田さんが「勝ったら余計シッカリ後片付けしましょう」の一言で、「皆でお片付け」です。〝しっかり戦い、しっかり楽しみ、キチンと整理整頓〟と、文字通り地元に密着・浸透した「バレーボール大会」でした。(渡邉 記)


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