幕張西小地区スポーツ振興会主催「自治会親善ソフトボール大会」が、8月30日に初出場の「リビオ海浜幕張」、女子で構成する「幕張西中ソフトボール部」などを加え、9チームが参加して行われました。あいにくの時々降雨と言う悪コンディションにも関わらず、参加選手は幕張西中校庭と幕張西運動広場(少年野球場)に分かれて鍛えた腕前を披露してくれました。時間切れ寸前に〝逆転サヨナラ2ランホームラン〟という劇的な決着をみせた「西県営」チームが優勝しました。
ドンヨリとした空を見上げながら「最後まで持てばいいね」と言いながら開会式が始まりました。溝端・スポ振会長が「曇り空を吹き飛ばす熱戦を期待します」と開会の挨拶、〝1試合40分〟等ルール説明を受け、前年優勝のコロンブスAの小原沢さんが選手宣誓、岡田・スポーツ推進委員の指導で準備体操を行った後、2会場に分かれ〝プレーボール〟です。
西中校庭でプレーする5チームは、コロンブスAに加え、初出場の「リビオ」、「西中」が入り、1回戦では「西中」とベテラン中心「サンハイツ」が戦うという絶妙の組み合わせとなりました。リポーターも、少年野球場で試合する「コロンブスB」「西県営」「ステラガーデン」「ライオンズ」の4チームに申し訳ないと思いながら西中校庭に腰を据えました。
第1試合は「リビオ」VS「日神パレ」。初出場のリビオチームが多分〝大会史上最多〟になる21得点を叩きだす豪打振りを見せ大勝、〝リビオ強し〟です。
第2試合は「幕西中」VS「サンハイツ」。1,2年生ばかりの可愛い女子中学生のチームに声援が飛ぶのは止むおえず、超ベテラン揃いの「サンハイツ」は不利です。そんなハンデもものかわ〝大人げないぞ~〟とヤジが飛ぶほど大ハッスルプレーを連発して〝まだ若い者には〟の「サンハイツ」が10対4で勝利、面目が立ちました。
第3試合は、緒戦に大勝した「リビオ」VS昨年の覇者「コロンブスA」。前半大量得点を挙げた「コロンブスA」に必死に食らいついた「リビオ」もあと一歩及ばず、14対9の敗戦は、「来年のリビオは優勝候補」の期待を持たせてくれました。
1回戦に敗れた「日神」VS「西中」の〝交流試合〟の最中に、残念!30分前から降り出した雨が強くなり、グラウンドに水が浮き続行不能となりました。「少年野球場はまだゲーム出来るょ」とのことで、準決勝以降の試合の為に全員移動です。
その少年野球場の試合は、優勝候補の一角の下馬評高かった「ライオンズ」を倒した「西県営」が決勝戦に勝ち名乗りを上げました。
西中校庭に代わり少年野球場での試合になった「コロンブスA」VS「サンハイツ」の準決勝戦は、「コロンブスA」が予想通り決勝戦進出となりましたが、失礼ながら〝大敗〟を予想された「サンハイツ」が僅差の6対4という大善戦はお見事でした。
さっ、午後1時過ぎに「コロンブスA」VS「西県営」の決勝戦開始です。〝多分猛烈な打撃戦〟の予想は外れ、1回表に3点「コロンブスA」が先取したまま膠着状態―。その緊張状態が破れ、3回裏に一挙に「西県営」が4点取って逆転、4回表に「コロンブスA」が2点取り返し再逆転、文字通り手に汗握る熱戦です。素晴らしい試合に決着をつけたのは「西県営」の若手・白石選手、何と〝時間切れ〟寸前の4回裏、2アウトから逆転サヨナラ2ランホームランという劇的で〝優勝決定〟の一打を見せてくれました。両チーム〝試合終了〟の挨拶は、互いの健闘を祝し合う爽やかなものでした。
西中校庭に戻っての閉会式で、溝端会長から優勝の「西県営」、準優勝の「コロンブスA」に賞品が渡され、伊藤副会長から「初出場のリビオも頑張り、決勝戦はさらに素晴らしい試合を見せてくれました。次回大会も是非みなさんのご協力でより大きなものにしたいと思います」との講評を受けて、中学生から70歳代の選手が一緒に、楽しくプレーした大会を終了しました。(渡邉 記)