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火の子〟を育てて「ファイヤーズ30周年記念式典」開く


幕張西地区で、真っ赤な上着の野球ユニフォームを見かけたら「あっ、ファイヤーズ」と、皆が知っています。それだけ地区に浸透した少年野球チーム「幕西ファイヤーズ」が、創部30年を迎えました。1月11日、同チーム育成に尽力された方達、関係諸団体の皆さん、地域の仲間達が集まり、苦労を振り返り、更に発展を誓い合う式典と宴を海浜幕張で開催しました。

〝ファイヤーズ〟は、昭和59年に、地区の少年野球5チームが「大合併」して結成されたチームです。〝火のように燃える〟チーム名は、少年たち自身が命名したとのことです。

 とは言え、やんちゃ盛り、腕白盛りの少年達を育て上げ、礼儀やチームワークの大切さを教える指導者の方達の御苦労は、昔も今も大変なものの筈です。そのような気持ちを込めて、式典の冒頭、今回で代表を辞任される川島ファイヤーズ代表が挨拶に立ちました。

 「お忙しい中、多くの皆様の参加に感謝します。そして、7人のOB選手の諸君、参加ありがとう。先輩たちの御苦労で30年前発足したファイヤーズです。途中、少子化などの影響でチーム維持の危機もありましたが、皆の努力で乗り越え現在は指導者・選手の数も増えています。30周年を契機に私を含め指導陣の刷新をしました。今後も新しい体制を盛り立てていただけるよう心からお願いいたします」。

続いて、創部時から育成に関わった福田・京葉少年野球連盟理事長、幕西ファイヤーズ顧問が、練習グラウンド〝幕張西運動広場〟整備の苦労を披露されながら、今後も微力を尽くしたいと話されました。

来賓の門山・国会、臼井・県会、松坂・市会各議員からお祝いの言葉を頂いた後、佐藤・ファイヤーズ新代表から、チーム育成に尽力された福田、川島氏を含む5氏に感謝状と花束の贈呈、次にプロジェクターを使い「ファイヤーズ30年の歩み」の紹介もあり、初めて知る人・懐かしむ人、様々な思いを持ちました。子供さん達を励まし続けた「保護者会」のお母さんからのご挨拶もいただきました。

ここから、宴に入りましたが、立派に成長されたOB選手の皆さんに、〝思い出一言〟を語ってもらいました。

 川 島 君 「しっかり挨拶することを学びました」

 沢 井 君 「いつも元気でいる大切さを知りました」

 高 橋 君 「マリンスタジアムでヒットを打ったのが最高の思い出です」

 風 野 君 「同学年がいず、下級生とのチームで勝利したのが忘れられません」

 大 島 君 「キャプテンだったのでいつも怒られていました。でも、懐かしいです」

大石・平須賀の2君も、マイクに向かい、堂々とした挨拶をしてくれました。彼らを見ると、指導の方達のご尽力、家族の励まし、何より本人の努力が相俟って立派に成長されたのだなと思わずにいられず、今日の式典の「主役」ともいえる20代の〝OB〟7人でした。

 貴重な時間はすぐ〝閉会〟となります。A,B,Cチーム監督から「先輩たちの想いと情熱を引き継いで努力したい」との決意を聞き、佐藤・新代表から「地域に支えられてこその活動、皆様のご支援があったから、ここまで来ることが出来ました。子供が主役の少年野球と言え、皆様からのご指導・ご鞭撻は不可欠です。今後もよろしくお願いいたします」とのご挨拶があり、大成功の式典と宴を終了しました。

 赤い野球ユニフォームを着た〝火の玉少年〟を見かけたら「頑張ろうな」と声掛けをして励ませば、きっと将来〝幕西の主人公〟になってくれる―。そんな気持ちをもてた「ファイヤーズ30周年記念式典」でした。(渡邉 記)

2015年01月12日|投稿者:スタッフ|


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