幕張西地区内でさまざまな社会福祉事業を展開する、千葉市社会福祉協議会幕張西地区部会の「平成25年度<第19回>定期総会」(以下・社協)が、6月30日に幕張西公民館講堂に入りきれない程の参加者を集め開かれました。一部、専門委員会を含め役員の交替とともに‘ふれあい・いきいきサロン’等新しい取り組みも発表され、「さぁ、もう一頑張り」の意を強くした総会となりました。
総会は、野口副部会長の司会で始まり、松本部会長は代議員の皆さんに参加と1年間の活動に謝意を述べられた後、「福祉とは何なのか、私は地域にお住まいのひとりひとりの幸せを考え、実現の為努力していくことと考えています。その為には、役員だけでなく皆さんからの積極的な取り組み提案などのご意見を望むものです。是非、そのような視点で総会論議をお願いします」と挨拶されました。
続いて堀内・連協会長が「高齢者を狙ったひったくりや振り込め詐欺などの事故が激増しています。高齢者対策など、社協の活動はますます大切になっています。連協も一緒になって当地区の安全・安心の為に活動したい」と激励の挨拶がありました。
来賓の千葉市社会福祉協議会美浜区事務所・高吉所長から挨拶を頂いた後、小池卓治さんが議長に選ばれ、議事が行われました。
「報告事項」はまず松本部会長から「事業報告」があり、なかでも、開始4年となる「エコキャップ運動」(ペットボトルのキャップ回収)により、1000人以上のポリオなどのワクチン購入が実現できたとの報告は‘小さな良心が大きな財産’になることを教えてくれました。また、新しいマンションの方たちの会員加入が少ないことも率直に指摘され、今後の克服すべき課題として提起されました。
続いて、各専門委員会委員長による部門別報告がありましたが、児童母子福祉委員会・坪田委員長は、育児サークル‘ひよこの会’の報告を動画を含めたプロジェクターを使い報告され、会場は笑いと拍手に包まれました。報告事項は、事業報告・会計監査報告とも拍手で承認されました。
平成25年度事業計画、同予算(いずれも案)が議案書に沿い提起されました。松本部会長から「独居のお年寄りが増えていることから‘見守り活動’をどう強めていくか検討したい」との表明がありました。また、新しい取り組みとして、「ふれあい・いきいきサロン」を原則毎月第一月曜日の午前9時半から一丁目町内会館で開催することになりました。「いきいきサロン」は、地区内の‘仲間づくり’‘出会いの場づくり’をめざすもので、誰でも無料で参加できます。当初はおしゃべりや軽い体操から初めて、徐々に参加された方たちの意見・要望を組み入れて内容豊富なものにしていくとのことで、‘役員まかせでなくひとりひとりが出会いの場を作り上げる’取り組みと言えましょう。事業計画、同予算(いずれも案)は、期待の声とともに拍手で一括承認されました。
「役員改選の件」では、野口副部会長が退任、藤谷・高齢者福祉委員会委員長と海東・障害者福祉委員会委員長が交替されることとなり、長らくのご尽力に感謝の拍手が送られました。
「その他」の件で、「平時の取り組みの他に、社協として災害時対策の取り組みを積極的に検討すべきでは」と前向きな意見があり、「連協や自主防災会とも連携して考えたい」と今後の検討課題となりました。
熱心な総会論議は1時間30分を超えた11時40分、四十栄副部会長の閉会のことばと、「さぁ、明日は‘いきいきサロンだ’の声とともに終了しました。 (渡邉 記)