朝夕はめっきり冬めいた陽気の11月20日、幕張西中学校体育館に6チームの‘バレーボール大好き仲間’が集まり、「第40回自治会親善家族バレーボール大会」が開かれました。6月開催予定が、東日本大震災により体育館が被災して延期された今大会、参加者は「待ってました」とプレーを楽しんでいました。優勝の栄冠は、‘若武者’ライオンズを制したサンハイツチームに輝きました。
会場の体育館は被災の跡も癒えて、フロアーが張り替えられ好コンディションです。開催が延期された関係で、参加は6チームと例年に比べやや少なめ―。試合はA,Bブロック各3チームに分かれ‘総当り’のリーグ戦を行った後、両ブロックの1、2、3位同士で「順位決定戦」を行う形式で、全チーム3試合づつ‘公平に’戦えます。キャプテンの抽選で、Aブロック「サンハイツ・西県営・5、6丁目」Bブロック「インター・ライオンズ・コーポ」と決まった8時45分、開会式が行われました。溝端・社体振会長から「40回目を迎えた今大会への参加に感謝します。震災の為大幅に開催が遅れましたが、精鋭の皆さんが揃ったとお見受けします。是非頑張ってスポーツの素晴らしさを満喫してください」との挨拶がありました。「ルール説明」「準備体操」が終わった9時、体育館内2面のコートで‘試合開始’となりました。
結成2年に満たないライオンズチームは、毎週土曜日他の熱心な練習の成果が出て‘上手になったなぁ~’の印象、メンバーが若いだけにポイント獲得のたびにハイタッチ。対するインターも「負けてならじ」とファイナルセットに持ち込み、第1試合から「1試合50分以内」ルールをギリギリに使っての熱戦展開です。結果はライオンズの勝利で、応援のお子さん達も「勝った、カッタ」の大はしゃぎ。同時に行われたAブロックのサンハイツvs西県営は古豪サンハイツがまず1勝。
ライオンズは続いてコーポと対戦、またも粘りに粘ってファイナルセット入り、‘時間切れ’の1点差という僅差勝ちに昇り竜の強さを感じました。昨年の覇者コーポはスタミナ負けだったでしょうか?
リーグ戦の結果は、Aブロックは‘3すくみ’の1勝1敗で得失点差でサンハイツ→ 5、6丁目→西県営の順、Bブロックはライオンズ→コーポ→インターの順番となりました。11時30分、さぁ、「順位決定戦」の始まりです。
Aコートでは「3位決定戦」で 5、6丁目vsコーポ、Bコートは「5位決定戦」で西県営vsインター戦です。普段は仲の良いお友達同士の対戦のせいか、プレーの合間にはネット挟んでお喋りする女性プレーヤーもいたりして…。「親善第一」ですものね。
3位コーポ、5位インターが決定した12時10分、いよいよ決勝戦の火蓋が切られます。下馬評では「若さには勝てないょ、ライオンズじゃないか」の声が多いようです。そのとおり第1セットはライオンズが15-6の一方的勝利。‘ここまでか’と思った途端に「勝負は下駄履くまで」なんとやらで、第2セットはサンハイツが15-7で取り返す大熱戦となり、ファイナルセットに勝負は持ち込まれました。さすが、ベテランの経験という財産は凄いものです。「まだまだ負けんぜょ」のサンハイツの粘りに、浮き足立ったか根負けか、15-9でサンハイツの大逆転優勝となりました。
閉会式は13時、優勝:サンハイツ、2位:ライオンズ、3位:コーポ、4位:5・6丁目、5位:インター、6位:西県営の成績発表の後、全チームに賞品が渡されました。
講評に立った増子・社体振副会長は「楽しく白熱した試合の連続でした。決勝戦は経験の差が出たようですが、ライオンズの成長の著しさを感じさせてくれました。少しミックスになったチームもありましたが、寧ろ交流になったと考えれば良いことと思います。次回も是非頑張るようお願いします」との挨拶があり、‘半年待った’大会は無事終了しました。 (渡邉 記)
2011年11月21日|投稿者:スタッフ|